Buon complianno il mio ragazzo!



「20年後にまた!!」
ランボの声が遠くに聞こえて、不意に明るいところに出た。目を開ける前に、ビエビエとランボの泣き声がして、自分の時間に戻ってきた、と綱吉は安堵して目を開ける。と、泣くランボを足蹴にするリボーンがいた。
「何やってんだよ、お前ら」
「ツナ〜〜リボーンのばかが〜〜!!」
飛び込んでくるランボを受けながらリボーンに呆れて聞いた。
「格下は相手にしないんじゃなかったの?」
「歩いていたらそこにそいつが転がっていたんだ。で、あっちはどうだった?」
「それがさ、10年後じゃなくて20年後に行ったんだよね…。ランボがいて…さ」
リボーンのボルサリーノの上できょとん、とした顔をしているレオンと目が合う。
最後に見た映像が脳裏に再生される。
ドアを開けた人の頭は黒い帽子で緑の……。
こいつら20年後もどつきあってんだな、と綱吉は可笑しくなって笑い始めた。
「変なヤツ」と、リボーンは笑い続ける綱吉をヘの字眉毛で眺めた。
「そだ、リボーン。ぶおんこんぷりあーの、いるみーナントカらがっつ?ってどういう意味?」
「誕生日おめでとう、私…の?男の子?だな。Buon compleanno il mio ragazzoか?」
「それそれ、向こうでランボに言わされた…今日もしかしてランボの誕生日?」
「知らねーぞ、格下のことなんか」
そうだよなぁ。ランボ自身もこの様子じゃ知らないみたいだし。牛柄の体を小さく丸めてえぐえぐ泣き続けるランボの背中を撫でながら、綱吉は苦笑した。今日は帰りに葡萄の飴でも買って来よう。
「誕生日おめでとう、ランボ」






おめでとー!おめでとー!ついでにルイトモ開設おめでとー!
2007年ランボさん誕生日話。
20年後全裸ランボ+中学ツナと同じベッドに寝てて+誕生日おめでとうをイタリア語で、
という3つのお題をリボラン前提で書きたかったのでした。/だい。






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